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派遣社員と契約社員の違いは何?自分に向いている働き方を選ぼう

派遣社員と契約社員の違いは何?自分に向いている働き方を選ぼう

2024.09.11

実務

派遣社員と契約社員は、どちらも正社員とは異なる働き方ですが、それぞれに特徴やメリットがあります。そのため、自分に合った働き方を選ぶためには、違いを理解することが大切です。

本記事では、派遣社員と契約社員の違いについて詳しく解説し、これからのキャリアを考える上で役立つ情報をお届けします。


派遣社員と契約社員の違い


この章では、派遣社員と契約社員の違いを詳しく解説します。


派遣社員とは?


派遣社員は、派遣会社と雇用契約を締結し、指定された派遣先の企業に勤務します。雇用主は派遣会社であり、契約に従って労働者を派遣先の企業へ送り出す雇用形態です。派遣社員は、派遣先の企業の指示に従って働きますが、給与や管理などの面は派遣会社が担当します。


契約社員とは?


契約社員とは、企業と直接雇用契約を結ぶものの、雇用期間があらかじめ定められている社員のことです。通常、契約期間は半年~1年程度が一般的で、期間が満了すると契約が終了します。しかし、業務内容や企業の状況によっては契約が更新されることもあります。


派遣社員と契約社員の違い


<雇用形態>

派遣社員は、派遣会社に雇用され、業務を行う企業に派遣されて働きます。一方、契約社員は、就業先企業と直接の雇用契約を締結し、その企業の従業員として勤務する形態です。

派遣社員は派遣会社から、契約社員は直接雇用された企業から、それぞれ給与や福利厚生を受けます。


<契約期間>

派遣社員の契約期間は、最短で31日以上、同一事業所で最長3年間と定められています。3年を超える場合、派遣会社は就業先への直接雇用の切り替えや、新たな派遣先の紹介が必要です。

一方、契約社員は最長3年ごとに契約更新が可能で、5年以上継続して勤務すると、本人の申し出により無期雇用契約に切り替えられる場合があります。


<勤務時間>

派遣社員は、週3日や1日5時間といったフレキシブルな勤務時間からフルタイム勤務まで、さまざまな働き方が可能です。

一方、契約社員は基本的に正社員と同様にフルタイム勤務が求められることが多くなっています。ただし、契約社員には常勤と非常勤があり、非常勤の場合であれば、派遣社員のように柔軟な働き方ができる場合もあります。


<給与>

派遣社員は主に時給制で、働いた時間に応じて給与が決まります。一方、契約社員は時給制と月給制がどちらも存在し、業務内容やスキルによって給与が異なるのが一般的です。

また、契約社員は幅広い業務を担当することが多く、派遣社員よりも高く給与が設定される傾向があります。


<業務内容>

派遣社員は、契約で定められた特定の業務のみを担当するのが一般的です。一方、契約社員は正社員に近い形で、幅広い業務や責任のある仕事を任されることがあります。

業務内容に制限がある派遣社員は、業務量をコントロールしたい方に適しており、反対に多様な業務に挑戦したい方には、契約社員がおすすめです。


<福利厚生>

派遣社員は派遣元の企業、契約社員は勤務先の企業の福利厚生が適用されます。福利厚生の面では、どちらも正社員と比べると限定されることが多いですが、社会保険は条件を満たせば両方の雇用形態に適用義務があります。

派遣社員はスキルアップ研修が豊富で、契約社員は正社員に近い待遇を受けられるのが特徴です。


派遣社員と契約社員の違い早見表


派遣社員と契約社員の違いを以下の表にまとめましたので、働き方を選ぶ際の参考にしてください。

派遣社員

契約社員

雇用主

派遣会社

勤務先企業

給与

時給制が多い

月給制が多い

仕事内容

契約時の業務のみ

契約時の業務以外も行うことがある

勤務時間

ライフスタイルに合わせて選べる

原則フルタイム勤務

社会保険

条件に合えば適用される

条件に合えば適用される

福利厚生

派遣会社の規定を適用

勤務先企業の規定を適用

交通費

時給に含まれることが多い

別途支給されることが多い

契約期間

定期的に契約更新があり、同一の派遣先企業での勤務は3年まで

1回の契約につき原則3年まで

契約更新で3年以上の勤務も可能

5年を超える場合は無期雇用への切り替えが可能

人間関係

契約期間が決まっているため、トラブルに発展することが少ない

業務内容が正社員と同様なため、社員との交流が多い

契約満了後

派遣会社が次の派遣先を紹介

自分で次の勤務先を探す


派遣社員のメリット・デメリット


ここでは、派遣社員のメリットとデメリットを紹介します。


派遣社員のメリット


<自由度が高い働き方ができる>

派遣社員は、勤務時間や勤務スタイル、業種や職種を自分のライフスタイルに合わせて選択でき、契約期間も短期から長期まで柔軟に選択できます。

また、仕事内容も自分のスキルに応じて選べるため、残業や休日出勤が少なく、ストレスの少ない働き方ができるでしょう。


<契約期間終了後は他の派遣先を紹介してもらえる>

契約期間の終了後は、派遣会社が次の派遣先を紹介してくれることも派遣社員のメリットです。派遣会社は契約者に合わせて条件の良い仕事を見つけるサポートをするため、契約満了後もスムーズに新しい職場に移行でき、自分で仕事を探す手間が省けます。


<交渉などは派遣会社が対応してくれる>

派遣社員の時給や待遇の交渉を行うのは派遣会社であり、自分で直接交渉するのが難しい場合でも、派遣会社を通じて希望を伝えられます。また、職場での不満や問題に関しても派遣会社に相談でき、働きやすい環境を保つサポートが受けられるため、安心して働くことができるでしょう。


派遣社員のデメリット


<交通費の支給がないことがある>

多くの派遣会社では交通費を時給に含め、別途支給されない場合が一般的です。そのため、遠距離から通勤する場合は、交通費の負担が大きくなることがあります。交通費の支給は派遣会社によって異なるので、事前に確認しておきましょう。


<安定雇用が難しい>

派遣社員は、契約終了後に新たな派遣先がすぐに見つからないこともあり、次の仕事が決まるまでの間、収入が途絶える可能性があります。また、企業の経済状況が悪化した際には、派遣社員が真っ先に契約終了となることが多く、安定した雇用が難しいのが現状です。


<福利厚生が少ない>

派遣社員の福利厚生は、一般的に正社員や契約社員に比べて少ないです。派遣社員は、スキルアップ講座などのサポートはあるものの、その他の福利厚生については制限がある場合が多く、手厚い福利厚生を期待する方は不満を感じるかもしれません。


契約社員のメリット・デメリット


次に、契約社員のメリットとデメリットも確認しましょう。


契約社員のメリット


<給与が高く設定されていることがある>

契約社員は、給与が高めに設定されていることが多いです。専門スキルや経験が評価されれば、正社員と同等かそれ以上の待遇を受けられる場合もあります。また、企業によってはボーナスや昇給が適用されるなど、契約社員でありながらも高い報酬を得られる機会が多いことがメリットです。


<正社員雇用のチャンスがある>

企業によっては、働いた実績や能力が評価され、正社員として雇用される可能性があります。正社員登用を目指す場合は、実績を積み重ねるとともに、正社員登用の実績や社内規定を事前に確認しておきましょう。


<スキルアップが目指せる>

契約社員は多くの業務に携わり、ときには正社員と同等の責任を伴う仕事を任されることもあるため、スキルアップの機会が豊富にあります。上司が契約社員の成長を意識した指導を行うケースも多く、幅広い経験を積みながら専門的なスキルを磨くことが可能です。


契約社員のデメリット


<契約終了後は自力で次の仕事を探さないといけない>

契約満了の通知は通常30日前に行われますが、契約社員の契約終了後は、次の仕事を自力で探さなければなりません。契約満了後に失業保険を受給できる場合もありますが、条件によっては給付制限があり、次の職を見つけるまでの収入面を不安に感じることもあるでしょう。


<正社員に比べて昇給や昇格が難しい>

契約社員は、派遣社員よりは昇進の機会が多い場合もありますが、正社員に比べると昇給や昇格のチャンスが少なく、企業の方針や体制によってもその頻度は異なります。入社前に、契約社員がどのようなポジションにいるか、また昇進の実績があるかを確認することがおすすめです。


<雇用が不安定>

契約社員には、雇用期間があらかじめ定められており、契約が更新されなければ職を失うリスクを伴います。契約期間は通常1年以内のことが多く、更新がないとそのまま退職となります。そのため、正社員のような長期的な雇用保障がなく、安定したキャリアを築くことが難しいことを知っておきましょう。


派遣社員と契約社員のどちらが良い?


最後に、派遣社員と契約社員に向いているタイプをそれぞれ紹介します。


派遣社員が向いている人


派遣社員は、自分で労働条件の交渉をするのが苦手な人や、決まった範囲の業務をこなしたい人に向いています。また、複数の職場で多様な経験を積みたい人や、大手企業での就業を希望する人にも魅力的な働き方です。

さらに、仕事とプライベートを両立させたい人や、残業を避けたい人も、派遣社員のフレキシブルな働き方ならば自分らしく働けるでしょう。


契約社員が向いている人


契約社員に向いているのは、キャリアアップや正社員登用を目指している人です。契約社員は、勤務先の企業と直接雇用契約を結ぶため、残業や勤務条件の交渉が可能です。また、正社員と同様の業務に携わる機会も多く、スキルアップにもつながります。

このように契約社員は、専門性の高い分野で経験を積みたい人や、自身のキャリアを積極的に築いていきたい人にとって理想的な働き方です。


まとめ


派遣社員には、フレキシブルな働き方や多様な職種を経験できるメリットがあり、一方で契約社員には、スキルアップや正社員登用のチャンスがあります。それぞれの特徴や違いを理解し、自分に合った働き方を実現しましょう。

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