2023.08.07
派遣の雇用期間は最長3年！？その後はいったいどうなるの！？を解説します。
2021.05.10
得する知識集
派遣でお仕事をするってなんだか不安定？こんなイメージを持っている方もいらっしゃると思います。
実は派遣で働ける雇用期間は法律で最長３年と決まっています。
では、いったいその後どうなるの！？について今回は解説させていただきます。
私達は愛知県名古屋市に本社を置く、工場など製造系のお仕事を中心に人材派遣や人材紹介等を展開する総合人材サービスの会社です。
「あなたの探す仕事がきっと見つかる！」をコンセプトに事業を展開させて頂いております。
３年間の雇用期限
派遣社員として働く場合、「3年の雇用期限がある」と言うことをご存知の方も多いかと思いますが、正しく理解している方が実は意外と少ないと思います。
実際に、「誰が該当するのか？」「自分はどうなの？」など、しっかり法律やルールを知らない人も少なくありません。
派遣社員として働く際には、この法律・ルールを知っておかないと、3年後の自分キャリアをどう考えていくかに大きな影響が出てしまいます。
※2021年5月時点の情報です
派遣社員の雇用期間に関して
平成27年より施行された労働者派遣法の改正では、「同じ事業所で3年を超えて働くことは基本的にはできない」と定められました。
対象となる派遣社員
●平成27年9月30日以降に労働者派遣契約を締結・更新した人
●雇用期間制限のルール
すべての業務において、事業所単位、かつ個人単位の期間制限を適用する
（出典：厚生労働省「派遣で働く皆様へ」）
この結果、派遣社員と派遣先企業が契約期間の更新を求めたとしても、同じ派遣先の事業所において、派遣可能期間（派遣先で新たな労働者派遣を受け入れてから3年）を超えて働き続けることはできないということになります。
もし仮に同じ会社で勤務を続けたい場合は、違う部門で再度派遣社員として契約をすることで、最長で3年勤務を続けることができます。
では、いったい３年経ったらどうなるの！？
これでまた別の部門や他の会社に派遣されたら、それこそゼロから仕事を覚えないといけなくなりますね。 この辺りは実は次のように決められています。
同一企業・同一部署で3年以上働く場合
このルールが適応されるパターンは全部で５つあります。
無期雇用契約をしている派遣社員
派遣社員として働く人の中には、雇用期限が設けられていない労働契約を結んでいる人もいます。一般的な有期雇用派遣契約と異なり、雇用期間が定められていないため、3年を超えても同一企業・同一部署で働くことができます。
60歳以上の派遣社員
派遣社員が60歳を超えている場合、3年ルールの適応外となります。派遣社員として契約してから3年目を迎える時の年齢が59歳以下の場合、3年ルールの対象になりますので注意が必要です。
有期プロジェクト業務
事業の開始、転換、拡大、縮小又は廃止のための業務であって一定期間内に完了するもの
日数限定業務
１カ月間に行われる日数が通常の労働者に比べ相当程度少なく、かつ、月10日以下であるもの
産前産後休業、育児休業・介護休業などを取得する労働者の業務
上記に該当しない方で、引き続き同じ職場・部門でお仕事を続けたい場合は、正社員・契約社員・無期雇用派遣社員など雇用形態を切り替える必要があります。
これから派遣で働く方は３年ルールを理解したキャリア形成
以上のようなことから、これから派遣でお仕事を始める方は３年というスパンであることを理解した上で、どんなキャリア形成をしていきたいか、お仕事での目標設定をしっかりと持つことが大切になってくると言えます。
この法律改定そのものは、派遣社員でお仕事をしている方を正社員転換など無期社員（期間の定めのない働き方）の労働者を増やしていくことになります。
つまり、労働者側保護のための法律改定ですので、逆にお仕事をされる皆さんは自分自身がどんなキャリアを描いていくかをしっかりと考えることが大切になってきたと言えます。
はい、今回の工場求人ジョブズのブログでは「派遣の雇用期間は最長3年！？その後はいったいどうなるの！？を解説します。」をお伝えさせて頂きました。 ぜひ、皆様のお仕事探しの参考にして頂ければと思います。次回も楽しみにお待ち下さいね！
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