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未経験者必読!製造のお仕事で覚えておきたい用語集

未経験者必読!製造のお仕事で覚えておきたい用語集

2022.02.10

得する知識集

ここでは、製造のお仕事をする上で役に立つ用語の解説を行います。



製造のお仕事は初めてという方は現場で初めて耳にする言葉もあると思いますので、覚えておくと便利なものをまとめました。



日々使う用語から業界用語まで様々な用語を覚えよう!



1.生産管理のQCD


QCDとは、「Quallity(品質)」「Cost(コスト)」「Delivery(納期)」の頭文字です。良い製品は「品質が高い」「価格が低い(適正な範囲で)」「納期が早い」ことが求められるため、いかにこれらを満たすのかは製造業の大きな課題です。



2.生産管理システム


製造業では、各企業でさまざまな生産管理システムが導入されています。生産管理システムを設計する上では、現場の状況だけでなくインフラ・運用要件などさまざまな要素を考慮する必要があり、管理能力やPCスキルを磨くことができます。



3.リードタイム


着手してから完了するまでの日数をリードタイムと言います。工場のお仕事では、製造リードタイム(製造に着手してから製品が完成するまでの時間)を短くするためのさまざまな工夫が行われています。



4.MRP


MRPとはMaterial Requirement Planningの略で、「資材所要量計画」と訳されます。製造部門が生産計画を作成し、部品表と基準生産計画をもとに資材の所要量を求め、これを基準に資材の発注、納入、出庫をコントロールするシステムです。これによって不要な在庫が減少するため生産性が向上し、顧客へのサービスも向上します。



5.MRP2


RP2とはManufacturing Resource Planningの略で、「製造資源計画」と訳されます。MRPからさらに発展した考えで、資材所要量計画に加えて、資材以外の人員計画・ロット管理・オーダー管理など、製品の生産に必要な資源計画や管理を統合的に行うシステムを指します。



6.プッシュ方式・カンバン方式


MRPやMRP2のように計画に応じて生産の内容を決定していく方式を「プッシュ方式」と言います。それに対して、SCM(サプライチェーンマネジメント)などを「カンバン方式」と言います。プッシュ方式は計画第一のやり方なので、ある工程でトラブルが発生していてもその他の工程は計画通りに進んでしまい在庫が増えてしまうという問題点もあります。それに対してカンバン方式は何かのトラブルがあった時にもその他の行程が必要な分しか動かないため、在庫が増えすぎることはありません。ただ、リードタイムの長い工程があったり、トラブルが頻発したりすると、納期に間に合わなくなるというデメリットもあります。



7.ISO


国際標準化機構(ISO、International Organization for Standardization)とは、各国の工業標準を国際統一するための規格認証を与えている国際機関です。ISO9000シリーズは製品の設計・製造から検査までの品質管理システムを、ISO14000シリーズは環境管理の手順やその向上への手順確認の標準化規格を認証しています。 ISOの認証取得は製造業が中心ですが、最近ではサービス業や自治体でも取得しサービスの質や意識の高さをアピールするようになってきています。



8.ITS


ITSとはIntelligent Transport Systemsの略で、高度道路交通システムと訳されます。最先端の情報通信技術を使い、道路交通の安全性や輸送効率、快適性の向上などを目的に、人と道路と車両を一体のシステムとして構築する新しい道路交通システムの総称です。



9.CKD・SKD


どちらも自動車製造業で使われる用語です。CKDとはComplete Knock Downの略で、自動車を構成するすべての部品を海外へ送り、現地で組み立てや溶接・塗装・艤装・仕上げなどを行い、自動車として完成車にする製造技法のことです。SKDとはSemi Knock Downの略です。こちらも自動車の部品を海外へ送り、現地で組み立てを行いますが、ボルトやねじなどの締結だけで完成車になるレベルでの部品単位にして輸出するという点がCKDとは異なります。このような手法をとることで、自動車部品メーカーがない土地でも現地生産を行い、その国の税の優遇を受けることができるというメリットがあります。



10.ABC分析


ABC分析とは在庫管理などで原材料や製品・商品等の管理に使われる手法で、「重点分析」とも呼ばれています。値段やリードタイムで在庫のランク付けを行い、最重要部材をAランク、中程度の部材をBランク、消耗品に近いものをCランクとします。ランク付けの際には単価×数量の金額で判断されるため、単価が低くても大量に動く材料のほうが重要度も高くなります。



11.PDCAサイクル


PDCAサイクルとはplan-do-check-act cycleの略で、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進めるための手法です。Plan(計画)→ Do(実施・実行)→ Check(点検・評価)→ Act(処置・改善)の4段階を繰り返すことによって、継続的に業務を改善していきます。